PROJECT 特集
【産学連携】『キャップストーンプロジェクト』×『キャステム』
弊社と連携協定を結び、弊社社員が講師として出向している京都先端科学大学にて、日本の工学部では初の学生プロジェクト『キャップストーンプロジェクト』が行われました。
キャップストーンとは「ピラミッドの頂上に載る石」という意味があり、学生が学びの総仕上げとして、実施・実践を伴うプログラムをキャップストーンプロジェクトといいます。この度のプロジェクトに参画した様々な企業が、業務の中で実際に抱える課題や問題点を提示し、それを学生がチームとなって考え、解決するための方法を提示するというものでした。
その課題提示の企業として弊社も参画させて頂き、2点、弊社の抱える課題を提示して学生の皆さんに考えて頂きました。
①治具の共通化
弊社で製造しているロストワックス製品は複雑形状な物が多く、機械加工や測定に治具が必須となります。
多品種小ロットという特徴もあり、汎用性のある治具があれば大きな作業改善につながる課題です。
その解決案を3パターンも提案頂き、その案の中には即実践レベルで使えると思われる提案も。
多品種小ロットという特徴もあり、汎用性のある治具があれば大きな作業改善につながる課題です。
その解決案を3パターンも提案頂き、その案の中には即実践レベルで使えると思われる提案も。
②画像認識システムを用いた計測の効率化
MIM技術の進歩により極小部品を多数取り扱う事が多くなり数取りに大きな手間と人出がかかる事、更に機械的にミスを防ぐことができるシステムの構築というのが課題でした。その解決案は、携帯性にも便利なようにモバイルアプリでの開発を行ってくれ、視認性・操作性も明確な形になった提案となっていました。
そして、この度のキャップストーンプロジェクトの最終表彰では、なんと弊社の課題『治具の共通化』の解決案を提案したチームが見事金賞を獲得されました!
どちらの課題解決案も、実際に弊社で感じる課題の一つでもあり、直ぐにでも現場投入できれば少なからず作業改善につながるのではと思えるものばかりでした。
この度のプロジェクトに参加させて頂いた事、学生へ学びの貴重な経験と成長の一助になれた事、大変嬉しく思います。
引き続き、京都先端科学大学さまとは共に学業への貢献、産業での発展に向けて密に連携をとってまいります。