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ものづくりストーリー その2 「株式会社鈴木製作所」

ものづくりストーリー第2弾は「株式会社鈴木製作所」さま。

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こちらは1953年の創業以来「ミシン事業」と「包装事業」の2つを柱として経営されている山形を代表するものづくり企業です。
ロックミシンの世界ブランド「baby lock」の製造をされており、キャステムではそのミシンに使用されるとても重要な部品の製造を弊社のメタルインジェクションモールディングにて担当させていただきました。今回は開発部部長の佐久間さまと購買課係長の加藤さまにお話を伺いました。

【1.キャステムとの出会い】
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まず最初なのですがキャステムとの出会いはいつどのようなカタチだったのでしょうか?

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加藤さん
約8年ほど前にキャステムさんが営業に来たのが最初ですね。
1年くらいはなかなか仕事につながりませんでしたが、
月に1度くらいは訪問いただいていましたね。
仕事の話だけでなく、折り紙ヒコーキの話など色々話を聞かせていただいてました。

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営業で紙ヒコーキの話をするキャステム。。。
注文をいただくまでは1年ほどかかったのですね。

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加藤さん
はい。それで実際に取引がはじまったのは、
新機種の立ち上げをする事になった際に相見積りをお願いしたのが始まりですね。

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相見積いただいたということで、何が決め手でキャステムを選んでいただいたのでしょうか?

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加藤さん
コスト面もあるのですが、もうひとつは対応力です。
この部品は複雑な形状に加え高精度を求められますので、金型から加工まで一貫生産体制で
金型製作の段階から様々な要求に応えられる御社の対応力は決め手でした。
あと、「面白そうな会社だから」というのも実は大きかったですね。

【2.製作している製品について】

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今回弊社が担当させていただいた部品についてお聞かせいただけますか?

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佐久間さん
弊社が製造するロックミシンに使われている上ルーパーです。

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ルーパーとはどのような部品なのでしょう?

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佐久間さん
ロックミシンは複数の糸で編み物のように縫う機械で、ルーパーは糸で輪をつくるんですね。
縫い針の糸でルーパーで作った輪をひっかけて縫い目を作っていきます。

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輪、、、ああ、ルーパーってループから来てるんですね!

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佐久間さん
そうですね。
そしてこのルーパーというのはロックミシンの根幹部品のひとつで、
各社ノウハウが詰まっている部品ですね。

【3.苦労した話】

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この部品をつくるにあたって苦労した点などありますでしょうか?

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佐久間さん
複雑な部品であるが故にスムーズにいったということはなくて、当初図面通りに金型を
作っていただいた後に、形状変更などの金型修正をお願いしたりと1年以上かかりました。
後加工の際の基準の出し方だとか、焼結後の変形を矯正するにあたっての手法だとか、
課題はたくさんあったのですが、御社の担当の方、営業だけでなく品質管理の方など
皆さん一緒になって改善を進めていただいたので形にすることができました。
とても心強かったですね。キャステムとの出会いは非常に良かったとこの時実感しました。

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ありがとうございます。
いままであらゆる産業の金属部品製造を請け負ってきたキャステムならではの幅広い知識と対応力で今後もサポートさせていただきます。

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【4.ロックミシンに対する思いについて】

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こちらの部品を使用しているロックミシンについてですが、
どういった思いで作られているのでしょうか?

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佐久間さん
昔はミシンというのは生活の道具でした。しかし時代が進むにつれて趣味の道具になってきて、
以前より市場規模は小さくなってきました。この趣味というのは「心を豊かにするもの」だと思っていて、ロックミシンは使うことで「楽しい」「仲間が増える」などそういったことにつながる道具なんですね。そういう意味では、私たちはミシンという道具を提供しているというのではなく、お客様に心の充足をお届けしているという思いで作っています。

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キャステムとしてはその「お客様の心の充足」のお手伝いができていることを誇りに思います。
本日はどうもありがとうございました。

5.まとめ

今回は山形県山形市の鈴木製作所さまでお話を伺いました。

「絶対にお客様を裏切らない商品を作る」

実際に使用するお客様に喜んで、安心して使ってもらう為に、絶えず改良を続ける。世界中で愛用されるロックミシンは部品1つから丁寧に職人の手で仕上げていました。その部品の一つを手掛けられていることを誇りに思います。

株式会社鈴木製作所

https://suzuki-ss.co.jp/

ロックミシンの世界ブランド「baby lock」

https://www.babylock.co.jp/

【番外編】

工場見学をさせていただきました。

弊社が納入した製品をさらに職人の手作業で仕上げていきます。

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複雑な曲線も熟練した技で磨き上げていきます。

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糸の通り道はタコ糸で磨き上げます。

山形エクセレントデザイン2017を受賞したBABYLOCK TRIUMPH
IMG_5895.jpgIMG_5896.jpgのサムネイル画像のサムネイル画像
山形エクセレントデザイン

http://www.yamagatanodesign.jp/yxdesign

ひとつ私が感動した事をご紹介。

「ジェットエアスルーシステム(特許番号第4741701号)」です。
糸をあっという間に通してくれる機能で、電動モーターが送り出す空気のチカラにより、パイプの中を目にも止まらぬ速さで糸が通り抜けます。

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実際に稼働している所を見せていただきました。

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糸をセッティングしてボタンを押す。

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シュパッ!と糸が通る。

早業。まさに感動。

最近ではミシンは必須ではなく、趣味の世界になってきており、どちらかと言うと年配の方の利用が多い。そんな中で、針に糸が通しにくいという声も多いとか。そんなお客様の課題をこのジェットエアスルーシステムが解決!
「お客様の課題に真剣に向き合い、他社にない技術と品質で応えていくことが重要」との事。本当にすばらしいものづくりをされています。

上の写真ではわかりにくいと思いますので動画をご覧ください。

ベビーロック基本操作2 糸かけ

https://www.youtube.com/watch?v=dKi-Zn_uZfo

キャステムの取り組み